退職金の財産分与について分割払の合意を獲得できた事例

種類：財産分与 性別：男性 年齢：５０代 お住まいの地域：札幌市 解決までの期間： 1年

相談の背景

妻が家を出て行ってまもなく，「離婚調停」を起こすという手紙が妻の代理人から届いたということで，ご主人が相談にいらっしゃいました。まもなくして，予告通り妻側から離婚調停が起こされました。

当事務所の対応

離婚調停の代理人となりました。この件では，主に財産分与が問題となり，対象財産の大部分をご相談者の退職金が占めていました。ご相談者は退職まであと１０年ほどあるにも関わらず，妻側からは一括で分与額を支払うよう主張されました。

結果

退職が相当先であるにも関わらずすぐに一括で高額の分与を行うのは困難であることを粘り強く説明し，またほかに持っている財産を換価して若干の頭金を入れることを提案し，無事分割払いでの合意を取ることができました。

担当弁護士の所感（担当：高橋弁護士より）

離婚事件の中でも，財産分与は特に考え方が難しく，ご本人で検討するのが大変な事項です。ましてや，まだ退職していないのに退職金が財産分与の対象となるとすると，その支払方法について問題となるケースが多いです。弁護士に相談いただくことで，支払方法について分割払いの合意を取り付けられることもありますので，ぜひご相談ください。

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