【弁護士コラム】不倫を許せない!慰謝料請求までに準備したい4つのこと
目次
配偶者が不倫をしていることが発覚して,配偶者と相手方異性に慰謝料を請求するにあたって,ぜひ準備をしておいていただきたいことが4つあります。
不倫の証拠の確保
不倫の慰謝料請求をするにあたってもっとも重要と言っても過言でないのが,不倫の証拠を確保することです。
相手方が不倫を否定して慰謝料の請求を拒んだ場合に,裁判所で不倫の事実を認めてもらうには,証拠がなくてはなりません。
典型的なものとして探偵に調査をお願いすることが考えられますが,その他にも,写真や動画,性的関係をうかがわせるメールやLINE,不倫関係を認める内容の録音など,あらゆるものが証拠となり得ます。
どの程度の証拠をどれだけ用意すればよいのかは,裁判実務に精通した弁護士にご相談いただくのが一番です。
相手方異性の氏名・住所などの連絡先の確認
相手方配偶者に慰謝料を請求する場合には,相手方異性の氏名,住所などの連絡先を把握しなければなりません。氏名や住所がわからなくても,携帯電話番号や自動車のナンバー等から調べられる可能性がありますので,この点に不安がある方は一度弁護士にご相談ください。
相手方異性における故意・過失の証拠の確保
相手方異性が慰謝料の支払義務を負うのは,あなたと配偶者が婚姻関係(同居)にあったことを知っていたか,または知らないことについて過失がある場合です。
相手方異性からこの点を否定されることもまれにありますので,メールやLINE,録音等の証拠を確保しておくと安心です。
ご自身の夫婦関係についての検討
夫婦が離婚に至った場合と婚姻を継続する場合とで,慰謝料の金額が変わってきます。
また,慰謝料を支払った相手方異性は,あなたの配偶者に対し,払った慰謝料の一部を支払うよう言うことができます(これを「求償」と言います)が,婚姻を継続する場合には,あなたと配偶者の家計(お財布)が一緒なので,あなたが慰謝料を受け取っても,同じお財布から配偶者がお金を出さなければならなくなる可能性があります。
このように,あなたご自身が離婚をするのか,それとも婚姻を継続するのかも,慰謝料請求を行うにあたって重要なポイントとなります。
監修者
- 弁護士法人リブラ共同法律事務所は離婚事件を中心に取り扱い、東京・札幌を中心に全国の皆様から多数の相談、依頼をいただいております。離婚についてお悩みのことがございましたら当事務所までお問い合わせください。
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