【解決事例】電話会議システムを利用して手続を円滑に進められた事例

種類：離婚，財産分与 性別：４０代 年齢：女性 お住まいの地域：札幌市近郊 解決までの期間： １年

相談の背景

お子様を連れ，道外から北海道に引っ越してきた方からの離婚のご相談でした。早期の離婚と親権の取得，今後の生活のために一定額の金銭の取得がご相談者のご希望でした。

当事務所の対応

お伺いした事情から，離婚の条件として養育費，将来の退職金の半額の財産分与の請求が可能であると判断し，まずは離婚調停の申し立てを行いました。

調停の管轄裁判所がご主人の住む地域（道外）にあるため，裁判所に出向く負担をできるだけ少なくするため，電話会議システムを利用して調停を進めることにしました。

結局，財産分与の点で折り合いがつかずに調停は不成立となってしまい，訴訟を起こしました。

 

結果

訴訟になってすぐに裁判所から和解の打診がなされ，ご相談者を親権者として離婚することのほか，算定表に基づく養育費の支払いや，将来の退職金の半額の財産分与を受ける（分割払い）内容の裁判上の和解が成立しました。

担当弁護士の所感（担当：渡辺弁護士より）

調停手続は相手方の住所地に管轄の裁判所があるため，それが遠方の場合には，申立をした側にその場所に赴く負担がかかることになりますが，当事務所では電話会議室システムを導入しており，事務所にいながら遠方の裁判所と電話で調停を進めることが可能です。 本件も，遠方の裁判所に出向く負担を極力抑えることができたことが，手続きを円滑に進められた一つのポイントだったと感じています。

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